姪っ子(犬)宅にお友達(これも犬)が来るというのでのぞきに行った。部屋に入ると好奇心に駆られた犬たちが一斉に取り囲みくんくん。しっぽを振ることなく無愛想に寄ってきては、コミュニケーションをとろうと手をのばすとすっと遠ざかる。ひとときもじっとせずうろうろ、がさがさ、かと言ってみなで仲良く盛り上がるでない超マイペースのバセンジーたち。
しかし餌をちらつかせ脅しともとれる、「おすわりっ!」という威厳ある妹の命令にひれ伏す姿には感動。言うこと聞くのね。
我が家の犬も遅ればせながら途中参加。幼いMシュナウザーは彼らに因縁をつけられ情けなくも一瞬にして白旗をあげた。もう一匹の駄犬はことごとく犬たちを無視しひたすら人間に媚びを売っていた。
それにしても三ヶ月のベビー(その世界の人たちは「子バセ」と呼ぶらしい)は文句なくかわいい。この子もいずれ正しいバセンジーになってしまうのか。
おそらく、犬らしくなさがウリのバセンジーたち。そして、何をしても「バセンジーだから。」と目がハートになってるオーナーたち。恐るべしバセンジーワールド。奇妙な違和感がなんとなくくせになるのもわかる、気がする・・・かも、少し。家に帰ってぐっすり眠る我が家の犬たちはとっても犬らしかった。