世の中「結婚記念日」に夫婦で食事に出かけるお宅が結構あるようだ。我が家も以前は出かけたこともある。が、子供もでき生活が変わってくるとかえって出かけるのが面倒になってきた。そのうち記念日すら覚えていなくなってきた。いや、私の場合ほとんど最初から忘れてた。
よくドラマや漫画で「今日は何の日か覚えてないの・・・」と花まで飾った豪華な食卓を前に遅くまで帰らない夫を待ってるのがあるが、「へ〜、そんなに大事なんだ、よく覚えてるね〜」と感心する。
記念日に突然夫がプレゼントを差し出すのもTVで見る光景だがあれも別の意味で解せない。結婚ってのは二人で続けるものであって、奥さんだけのおかげでもない。だから一方的にプレゼントを贈られるというのヘンではないか。それならお互いに贈るか家の中でみなが使うものを買うかが順当なとこだと思う。だが、オットの為に何か買うのも億劫だしな。いきなりオットからプレゼントされても果たして素直に喜べるか。私が欲しいモノならともかく、勝手に選んできたプレゼントなどうれしいか。だいたいもらっても結局は「うちの家計」からだからなあ。むしろ関係ないところからなら大歓迎だ。実家とかオットの実家からとかなら喜んで頂く。あるいは、マダム雑誌に載っている森高千里のように、高価ないろいろを結婚と言わず出産と言わず誕生日と言わず江口洋介がくれるならなんの文句があろうか。私はきっと毎日自分を美しく保つために(保つ?)どんな努力もいとわないだろう。子供だって何人でも産んでみせよう。 特に江口ファンでもないところが我ながら浅はかだが。単にオットの選ぶモノに信用がないだkそもそも我が家は記念日で盛り上がらない。実家がそういう家だったので成長過程で経験するイベントや年中行事もほとんど素通りで育ってきた。お宮参り、お食い初め、初節句、・・・などナンデスカソレ?だ。唯一上の子のお宮参りでオットの実家があれやこれやと騒ぎ出したので、「オット側をたてなければ」とらしき祝い事をした。だが、あまりの盛り上がらなさ、やる気のなさに何も言わなくなりそれ以降はすべてスルーだ。だいたいオットがこういうのを嫌うのだから仕方があるまい。貞淑な妻だ。妊娠中に安産を祈願して帯をお寺とかにもらいに行くらしいが当然それも無視。私が産むのになんで見知らぬ人に祈ってもらわなくてはならないか。厄年もソレハナニ?だった。姑が長いものを身につけてたらいいと言うので、それには素直に便乗しネックレスを買ってもらった。いい嫁だ。
クリスマスなどもちょっと前まではとても力を入れていた。11月に入れば準備を始めテーマを決め飾り立てていた。最近はあまり力を入れすぎると後始末が大変で、撤去して梱包する前に正月が来てしまうことに気付き控えめだ。しかもセンス良く飾ろうなどときばったら、やはりまずは家を片付けなくてはならない。ああ、これも面倒だ。近頃やってみる行事は節分くらいか。巻きずしを食べるっての。けどそれもただ単にその日の晩ご飯が楽だからという理由のみ。まだ2回しかやったことないし。店をしてる知人が届けてくれるので予約をしておけば後は待ってるだけ。なんて便利。
めんどくさいことは「こだわらない」風を装い流してしまう。そして楽しそうなことは取り入れる。それが我が家の家風だ。
写真がなかったので、トイレを撮ってみた。