私も寝ぼけるタチだが、子供はかなりひどい。小さい頃は夢遊病を疑ったこともある。
トイレへ行きたい時、夢を見て寝ぼけることも多いようだ。トイレが満員、やっと見つけたトイレには扉がない、とか、トイレットペーパーがないとか、私も覚えがある。そのまま迷うことなくえいっ!とやってしまえばおねしょになってしまうのだろうな。
たいがいはその日にあったことの延長で強烈に印象に残ったイベントを思い出すようだ。
ある晩、いきなり起きて枕元で何かをつまみだした。繰り返し繰り返しつまんでいる。実家で大量発生した毛虫を割り箸で取っては洗剤液に付けていた日だ。小さかった子供も横であそこにここに!と手伝っていたのだ。
起きて綱を引き出したこともある。綱引きのサークルに入っていた頃の話だ。
昔友人が、仕事を終え帰宅し晩ご飯を食べ風呂に入りテレビを見て、じゃ、おやすみ!というところで目が覚めたと朝からどっと疲れていたことがある。気の毒に。
昨日は朝方からオットが大声で騒いでいた。寝過ごして飛行機に乗り遅れたらしい。黄金週間に一人でどこへ行く気だったのか。一番恐ろしかったのはもう何年も前のある晩、寝ていた息子がキッチンへやって来て冷蔵庫を開けた時だ。のどが渇いたのかと振り向くとトイレと間違えてまさにこれからスタート・・・。オットが大声を上げながら勢い走り込んで体の向きを変えたので床に水たまりができた。冷蔵庫はやや無事だった。真夏で網戸だったので雄叫びはお隣にも聞こえ、何かあったのではと心配してくれたらしい。アレはびっくりだった。
トイレのびっくりと言えば、先日トイレに行って座ると暖かいはずの便座のコンセントが抜けていて、思わぬ冷たさに飛び上がりそうになった。寝ぼけていてもこれなら目が覚めるだろう。
便座が上がっていることに気づかず座ったときm・・・どんどん話がずれてくるのでこのへんでとめておこう。
最近は子供も大きくなりとんでもない寝ぼけもなくなってきた。驚かされることも少なくなってきている。そのかわりに早々に意識を失った私に、明日の予定を子供が言い聞かせ、翌朝言った言わない、聞いてないというもめごとが増えてきた。困ったものだ。